2013.02.26切削
【切削加工のトラブルシューティング】レポート
旋削加工のトラブルシューティング
インサートの損傷には大きく分けて、
①磨耗
②チッピング・欠損
③塑性変形
④亀裂、の
4種類あります。損傷の種類によっての対策が異なります。損傷した刃をすぐに処分せず
に、刃先をルーペ等で確認し、損傷の種類を知ることで正しい対策をとることができます。
転削加工のトラブルシューティング
フライスの仕上げ面粗さの改善では普通インサート装着だけではなく、
さらい刃インサートを加えることで優れた表面粗さを得る
ことが出来ます。さらにバリ抑制対策では、荒加工と仕上げ加工離脱方向を変化させること
でバリを最小化することができます。
穴あけ加工のトラブルシューティング
ホルダとの正しい取り付け方をしなければドリル本体の損傷にも繋がっていきます。
ドリルの損傷や取り付け方の適否を確認するには、切りくずから知る方法があります。
切りくずの理想形状は、つぶれず自然にカールしています。
一方で長細い形・ジャバラ形状・糸状などは、損傷や間違った取り付けをした可能
性があります。切りくずをよく確認することで、トラブルの影響を小さくできます。