2014.05.28メカトロ
【油圧機器の基礎学習】レポート
油圧の基礎と油圧回路、トラブルシューティングを学ぶセミナーを開催しました。
講師は
株式会社TAIYO 油圧第一事業部
三戸晶 氏
株式会社TAIYO 広島営業所
高橋成美 氏
第一部は油圧技術の講習資料を見ながら、
内部構造、作動原理、油圧回路、トラブルシューティングなどを学びました。
油圧機器には、ポンプ、圧力制御、方向制御、速度調整、アクチュエータなどの種類があります。油圧回路を決定するには「負荷の条件」「移動の条件」「付加条件」を加味する必要があります。また、例えば速度制御回路にしても流量調整弁によるもの、差動回路のもの、同期回路など様々な回路があり、それぞれ長短所あり、条件に合わせて選定しなければなりません。
トラブルシューティングでは、油圧シリンダの機能低下について、
ロッドパッキンの摩耗によるものが多く、またシールテープなどの異物の混入が原因の場合も考えられます。
また、油圧シリンダが作動しない場合は、ポンプの逆回転、電磁弁の電圧不良の場合があるようです。
参加いただいた方からは、
「知らないことが分かって良かった」
「内部構造がよくわかった」
「初めて実物を分解してみて参考になった」
「トラブルの原因が様々あることがわかって良かった」
などの感想をいただきました。