2016.08.23メカトロ
【ねじゲージの基礎】レポート
2016年8月23日、呉信用金庫人づくりセンターにおいて、「ねじゲージの基礎~種類から使用法、注意点まで」をテーマに
呉・生産技術セミナーを開催いたしました。
講師は
株式会社第一測範製作所 営業部 大阪営業所長山賀真志 氏
株式会社第一測範製作所 営業部 大阪営業所 係長 上羽裕介 氏
6社20名の参加があり、ねじやゲージの基礎、具体的な検査方法などを学びました。
まずは基礎的なねじゲージの説明が行われました。ゲージやねじの種類や等級、
ISO等級と1~3等級の違い、寸法公差域をはじめ、ねじゲージの熱処理や精度を上げるためのラッピングといわれる製造工程などをテキストや動画も交えて学びました。
ゲージの基本原理は、通り側ゲージと止り側ゲージの2種類でねじを判定します。
例えば通り側プラグゲージが通れば、ねじ穴は最小許容寸法より大きく、止り側プラグゲージが止まれば、ねじ穴は最大許容寸法より小さいことになります。つまり通り側が通って、止り側が止まれば合格となるわけです。
参加者からは、
「ねじゲージの知識が深まった」
「ゲージでの正確な測り方がわかった」
「精度を出す行程を手作業で仕上げるところに驚いた」
「何気なく行っていた作業の理由付けができて良かった」
などの感想をいただきました。