今回のセミナーは、特別編として事業継続計画（以下BCP）策定をテーマに
ミネルヴァベリタス株式会社 代表取締役 松井裕一朗氏にご講演いただきました。

　まず巨大地震の発生確率についての説明があり、東南海大地震は過去の発生時期から考えていつ起こってもおかしくない状態で、しかも連動型巨大地震になる恐れがあるとのことです。

BCPとは、それらの脅威による損失を事前に分析し、対策と導入を行うことで
非常時に事業継続を確実にするための行動計画です。

近年では国も力をいれておりBCPに取り組んでいる企業には入札参加資格を与える計画や、低金利で融資が受けられるなどのメリットを付与しています。また大手企業では取引先にBCPに関するアンケートを実施、取り組んでいない企業へは今後の取引を減らす計画が進んでいるとのことです。

参加者からは

「企業の存続にはBCPの策定が不可欠だと分かった」
「巨大地震、特に東南海大地震がいつ来てもおかしくない状態なので早急に備えたい」
「BCPの策定後に起こった東日本大震災の被災企業実例がとても参考になった。当社も早期に復旧できる計画を立てたい」「我社の優先すべき事業とは何かを相談しなければ」
など、貴重なご意見をいただきました。